横浜と大船で2店舗を運営されている四川厨房様の写真撮影、メニューブック、店頭ポスター、ロゴ等のリニューアルをお手伝いをさせて頂きました。
今回は次期新業態のメニュー等も取り入れた試験的要素も含まれていました。
今回のメニューブック改訂の目的は、新商品の訴求と、単価アップ。
新商品の訴求に関しては、表1、表2を2ページ使って分かり易く、そして詳しく掲載しました。
やはり売りたい商品は、表1表2に大きく写真付きで、分かり易く説明する事が何より効果があります。
よく表1には商品のことは何も載せないで、ロゴだけをポツリと載せているメニューブックを見かけますが、もったいないですね!
表1表4は、開かなくても見て貰える、言わば開封率100%のところですから。
※表1とは表表紙のこと、表4とは末巻の裏表紙のこと
構成も少し工夫しました。
今までは所謂、料理のカテゴリーで羅列していました。
それをお客様の利用動機、利用時の状況によって選び易い構成にしました。
よく見かけるメニューで、冷菜、サラダ、揚げもの、炒めもの、荷物、〆、デザートと整然と並べられているのを見かけますが、これだと実際には売りたい商品まで辿り付かない場合が多いのです。
やはり売りたい商品、売れ筋商品は先に売った方がいいに決まっています。
売れない商品を頑張って売ろうとするのは至難の技です。
それより今売れているものをもっと売れる様にした方が楽ですし、そこから大ヒット商品、ホントの名物が生まれる可能性だってありますから。
石油は出るところで掘れ!です。
あと、お酒業態のお店では意外に料理の順番ってお客様はあまり気にしてなかったりするんです。目に付くモノから注文するんです。
単価アップに関して、もう一品、もう一つ大きいサイズで、トッピングも付けてと言った工夫をしました。
メニュー構成のお打ち合わせをしていると、次から次へと新メニューを増やそうとされる方が非常に多いです。
私は安易に新メニューを増やす事には反対です。
安易に新メニューを増やすことは、オペレーションの煩雑化に繋がりますし、コンセプトからズレて行く可能性もあります。
幅を広げることよりも、量や質、トッピングで深さを出すことをご提案します。
意外にすぐ近くにヒントがあったりするんです。
地鶏焼きの大小とか、鍋のトッピングがそうですね〜
これだと特にオペレーションに負担にはならないですから。
あと単価アップには、やはり表4、所謂裏表紙を上手く活用することだと思います。
先にも書きましたが、なんせ開封率100%ですから!
今後の変化が楽しみです。