決済方法が多様化していますね。
中でも今後利用率が増えるだろうと思われるのがQRコード決済です。
QRコード決済には二つの方式があって、
- コード支払い
決済時にお客様がバーコード(またはQRコード)を表示し、お店側がPOS端末で読み取る。
主にPOS端末を導入済の店舗がPOS端末と同期させたい場合にメリットがあります。
対応させるためにPOS端末改修が必要です。認証・決済フローは従来のクレジットカードとほぼ同じです。 - 読み取り支払い
決済時にお客様が店舗側が定時するQRコードをアプリで読み取り、購入金額を入力することで決済を行う方法。
店舗は専用の端末(ハード)を用意する必要がなく、プリントアウトした紙でもよく、通信回線も不要であるため導入コストがかからないのがメリット。
これまでモバイルペイメントに対応していなかった店舗でも導入しやすい。
数年前から中国、インド、東南アジアでかなり普及しているのが「読み取り支払い」方式です。
決済スピードの速さと簡単さ、また屋台などの単一商品の販売などではQRコードは一種類しかいらないので、紙にプリントして貼っておけばいいので、お店側はハードもいらないので初期費用もかからないという導入しやすさで急速に普及しました。
日本でもこの「読み取り支払い」方式が普及していくと思われます。
そして中国で大きく普及したもう一つ大きな理由は、加盟店手数料の低さです。
なんと最も高くても0.55%です。
現在日本では、クレジットカード決済の加盟店手数料は2.95%〜3.85%くらいが標準的だと思います。
利用金額によってもう少し安くなったり、3ヶ月限定で月額10万円までは無料というサービスがある程度です。
ここに来て、多くの企業が〇〇ペイという名前で、QRコード決済サービスをリリースしています。
しばらくは加盟店手数料の値引き合戦が続くと思います。
加盟店手数料がサービス選択の大きなキーになってくると思います。
以下に現状(2018年9月22日時点)での、各社の加盟店手数料をまとめて見ました。
サービス名 | 手数料 | 備 考 | URL |
---|---|---|---|
LINE Pay | 2021年7月31日まで無料 2021年8月1日以降 2.45% |
送金や割り勘が出来るお財布機能も使用可。 | http://pay-merchant-blog.line.me/archives/12089770.html |
Air PAY | 3.24% | Alipay、WeChatPay、 LINE Pay、d払い使用可。 | https://airregi.jp/mp |
楽天ペイ | 3.24% | 楽天ポイントと連携 | https://smartpay.rakuten.co.jp/specs/rakuten_pay.html |
PayPay | サービス開始より3年間は無料 | ソフトバンクとヤフーが両社で設立した会社。Alipay使用可。 | https://www.paypay-corp.co.jp/store/campaign |
Origami Pay | 3.25% | 自社アプリに埋め込めるサービスを無料提供。Alipay使用可。 | https://origami.com/business |
Amazon Pay | 4.0% | 現状はコード支払い方式のみ。 | https://pay.amazon.com/jp/merchant |
今の所は期間限定で無料を除いては2.45%が最安値ですね。
中国の0.55%には程遠いようです。
PayPayが最終的にどれくらいにするか見ものです!
将来的には1%未満で落ち着くかどうか?あるいは普及しないか?というところでしょうか!
今後まだまだ出て来ると思います。
飲食店の皆様におかれては、中国系のお客様が多いお店以外は、もう暫く静観という感じでよろしいかと思います。
※中国系のお客様が多い店舗はAlipay、WeChatPayが使用可なサービスですぐに開始されてもよろしいかと思います。
今まであったキャッシュレス決済の中では最も費用が低く抑えられる決済方法にはなりそうですね!
冷静に考えて、低価格化が進んでいる飲食業界にとって、3%とかの手数料は現実的ではないと思います。
初期費用&固定費0円、加盟店手数料1%未満、翌日入金、これを実現してくれるサービスの出現に期待しましょう!
あとは公共料金の支払い等も、行政が積極的に導入して行かないとキャッシュレス化は促進しないのではないでしょうか?
これはお上に期待するしかないですね。
私見ですが、モバイルSuica等の交通系と連携して使えるとより普及すると思うのです。こちらも期待大です!