ホームページは作っただけでは誰も見に来てくれません。
正に「大海の孤島」状態です。
ホームページの存在を知ってもらわなければ、アクセスは伸びて行きませんので、期待した効果は望めません。
ECサイトに至っては、何もしなければ永遠に注文は入りません。
オンライン、オフライン両方でHPの存在を接客的に訴求して(広く伝えて)行く活動が必要です。
「とにかくホームページに連れて来る!」を心がけましょう。
先ず念頭に置いて頂きたいのは、ホームページと言うのは御社の最も新しく、正確で、詳しい情報を公開している御社最大の「オウンドメディア=独自媒体」であると言う事です。
言い換えればホームページは御社のWEB上の本丸であり、Googleマイビジネス、ポータルサイト、SNS、ブログなどは、そこに連れて来る為の入り口(プラットホーム)ということです。
時々、ホームページの求人募集欄に「詳しくはこちらへ」で他の求人サイトに誘導されているサイトがありますが、あれは逆です。
求人サイトは、掲載期間が終わったら見れなくなってしまいますし、限られたスペース内での情報しか表示出来ませんが、ホームページの求人ページには、しっかりと自由に表示出来ます。企業理念、歴史、ビジョン、人材育成の取り組み、雇用体系、待遇、募集要項などをしっかり表示しましょう。
店舗情報なども同様です。
営業情報、メニュー情報などをポータルサイトへリンクさせたりするのも逆です。
いつ無くなるか分からない、また様々な要因に左右される他媒体を主軸に考えるのはやめましょう。
常に最も新しく、正確で、詳しい情報をホームページで公開して行きましょう!
何よりもそれが信頼を生み出し、ファンづくり、ブランディングに繋がります!
ホームページを公開したら直ぐにすべき事
では本題のホームページを公開した後にすべき事を具体的に書いて行きます。
目次
全てのネット媒体にURLやQRコードを表示して下さい。
URLとはホームページアドレスです。↑
それをWEBとリアルの全ての媒体に表示しましょう!
Googleマイビジネス、グルメポータルサイト(食べログ、ホットペッパー、ヒトサラ、ぐるなび、Rettyなど)、SNS(Facebookページ、Instagram、Twitterなど)、ブログ、求人サイトなどのネット媒体に、URLまたはQRコードを表示して下さい。
せっかくホームページを作ったのにグルメポータルサイトにURLを表示されていない場合も良く見かけますが勿体ないですね!
そこで様々なプラットフォームを利用する際に、最も注意すべき点は、店舗の基本情報を全てで揃える事です。
例えば店名ですが、
- 博多串焼き 安兵衛
- 串焼き 安兵衛
- 四ツ谷 やす兵衛
など、微妙に表記が違っていたりすると、Googleでは違う店舗と判断され、サイテーション(Googleが重要視するネット上の言及)に大きなデメリットとなります。
住所表記も同様です。
Googleマップに出てくる住所表示に合わせるべきです。
Googleマイビジネス
ご存知の方も多いと思いますが、今は「新宿 焼肉」などのキーワード検索をすると最上部に店舗がマークアップされたGoogleマップが表示されます。
今、最も飲食店検索で利用されているのはこのツールです。
そしてこの情報を表示し、管理することができる無料ツールを「Googleマイビジネス」と言います。
そして、ここのなるべく上位に表示させるための対策を「MEO対策」と言いますが、これは以前にコラムで書いておりますのでご参照ください。
Googleマイビジネスを利用してURLを設定して、Googleマップからもホームページに誘導しましょう!
ここにはホームページへのリンクの他に、予約ボタンを設置して予約ページにダイレクトにリンクさせる事も可能です。
インスタグラム、Facbookページ、Twitter
Facbookページ、インスタグラム、Twitterのアカウント情報にもURLを表示出来ますのでお忘れなく。
現在はHPをブックマークして新着情報を見ると言う事は少なくなっています。
ほとんどの方が、SNSでHPの更新情報を知って、そのリンクからHPに訪れると言う流れになっています。
ホームページ内でブログをされている場合は、Facebookページで記事の抜粋文や概略で興味を引きつけて、本文はホームページ内のブログで読んでもらうと言うやり方が良いです。
最近では note.com も多く使われる様になりました。
こちらもメリットが多いので是非試してみてはと思います。
そして、投稿記事内にもURLの貼り付けを忘れず!
新着情報やブログを更新しましょう
新着情報やブログ、コラムなど、なんでもいいのですが、マメに更新(投稿)してください。最低週1回くらいはした方が良いと思います。
なぜマメに更新した方が良いか?ですが、「サイトパワー」という言葉をお聞きになった事はありませんか?
例えば「新宿 焼肉」で検索すると、先ずは食べログ、ホットペッパー、ぐるなび等のグルメポータルサイトが上位に来ます。
これはサイトパワーが高いからです。
サイトパワーとはいくつかの要因によって決まるのですが以下が主な要因です。
- 記事数や記事の質
- サイトの運用歴
- どれくらいのアクセスが集まっているか
- 被リンクの数と質
正直、上記のようなビッグキーワードで、グルメポータルサイトより上に特定の飲食店ホームページを表示させるというのは無理に等しいのですが、その下のなるべく上位には来たいですね。
ご自身でも出来る努力は1つ目の「記事数」と2つ目の「運用歴」です。
質も重要ですが、まずは数です。
面倒臭がらずに更新してみてください。
それがサイトパワーをアップすることに繋がります。
キーワード検索(SEO)でも、ローカル検索(MEO)でもヒットしやすくなると言うことです。
集客にも、求人にも役に立つのです!
なのでホームページ内でブログをやる事はとてもメリットがある事です。
4つ目の「被リンク」と言うのは自店のホームページがリンクされている数と質という事です。どこにリンクされていても良いというわけではなく、質がいいサイトにリンクされているかが重要な要素です。
またこれはお金で買う事も出来ます。「SEO対策」で検索するとたくさんSEO業者の広告が表示されますね。これらのほとんどが被リンク型のSEO対策を売っているところです。
GoogleはSEO対策としての被リンクは禁止していますので、基本的にはこれはおすすめしません。
GoogleがSEO対策としての被リンクと判断した場合は、二度と検索にも上がって来なくなるのでとっても危険です。
でもどうしてもやりたいという場合は必ずご相談下さい。慎重に慎重を重ねた上で実施しなくてはいけません。
リマーケティング広告の活用
ホームページに誘導するのは、別にもう一つメイリットがあります。
スマホやPCでインターネットを見ていると「最近ここの広告よく見るなあ」とか、「この広告の商品が欲しいと思ってたんだけど、なんで分かったの?」とか思った事は無いですか?Amazonの広告だと具体的に見た事がある商品ページが表示されますよね。
これはリマーケティング広告と言って、一度ホームページを訪れた経験がある方(IPアドレス)に対して表示させる広告なのです。
記憶があるナシはそれぞれなのですが、あなたはそこのホームページに行った事が必ずあるのです。
インターネットを閲覧するスマホやPCには全てIPアドレスというものが割り当てられています。WEB上のあなたのID(住所)のようなものと思ってください。
ホームページに誘導するという事はそのIPアドレスを取得蓄積出来て、リマーケティング広告を配信する事が出来るのです。
もちろん設定が必要なのですが、それは個別にご相談ください。
でも、なぜ飲食店にリマーケティング広告が必要か?という事です。
クーポンを出すわけでもなく、安売りのお店でもない、またFacebookには求人広告は出せない規約なのになぜ?
それは、見込み客や求職者に忘れられない為です。
集客にしても、求人にしても、数ある候補の中から選ばれなければいけない訳で、その選択期間も長期に及ぶ事もある訳です。
忘れらない事は重要です。
お店と一緒です。新規客の開拓も必要ですが、何よりリピーターを増やす事の方が重要だし、新規開拓よりは簡単なのと同様です。
その為の一つの方法として、リマーケティング広告と言うのがあると言うことです。
もちろんこれは任意ですが。
オフラインでの対策
ショップカード、名刺、チラシ、ポスター、メニューブック、看板、レシートなど、全ての紙媒体にURLやQRコードを付けて印刷しましょう。
そして、ご来店のお客様には口頭でHPやECサイトの紹介をしましょう!
もちろん、スタッフや、業者さん、友人にも紹介しましょう!
勘違いされている方が非常に多いのですが、HPに最初に見に来てくれるのも、ECサイトで買い物をしてくれるのも、お店に来てくれているお客様や知人です。特に常連様、いわゆるファンの方々です。
HP、ECサイトと言うと、「今まで見た事がない新しいお客様が誕生する」と思いがちですが、それは大きな勘違いです。それはもっともっと先の話です。
まずは、今いるお客様、スタッフ、業者さん、友人から広まって行くものだという事を、しっかりと念頭において訴求して下さい。
以上、もっとも基本的なことだけお知らせしました。
とにかく「ホームページに連れて来る」と言う事を心がけてください。
「ホームページを充実させる=お店が繁盛する」と言う公式が成り立つと言うわけではありません。
しかし、
「ホームページを充実させているお店が、集客や求人に困っていないケースが多い」と言うのは事実です。
是非やって見てください。